NPO法人起業家大学

マンスリーオーディオゼミナール > バックナンバー一覧
 人材採用と仕入れは川上をねらえ
※社名・肩書・会社概要等は収録当時のものです。

価格と人材で参入障壁を作る企業戦略



企業が競合他社との競争に勝ち抜くために必要なものは何であろうか?

とりわけ、飲食業界のように、店舗を構えて運営していく業態の場合、お客様に支持されるためには、

価格、品質、サービス、立地条件など様々な要素が関わってくる。



今回ご出演いただいた、「とらふぐ亭」を運営する、坂本社長の株式会社東京一番フーズは、

特に価格と人材採用の部分で競合他社との差別化に成功されている企業である。

東京一番フーズでは、中間業者を通さずに産地からダイレクトに仕入れを行うことにより、従来の3分の1の価格で提供している。

また、人材採用においても、通常は職人を雇うことが常識となっている業界の中で、2年間かけて職人を育てるという独自路線を貫いている。

これらに共通するのは、常に物事の川上を押さえるという発想である。これらは全てそのまま参入障壁につながると坂本社長は述べている。



今回のインタビューでは、坂本社長が創業するまでの背景から、現在の「とらふぐ亭」を創業された経緯、

産地から直接仕入れを行うノウハウ、職人を自社で養成する仕組みづくり、全ての物事に共通する川上を押さえるという発想の重要性、

また、社内の人材採用・育成まで幅広く語って頂いた。ぜひ、このCDを聞いて、物事の川上を押さえる発想を身につけて欲しい。




人材採用と仕入れは川上をねらえ

内容:CD1枚 (購入者特典:対談内容の書起しダウンロードが行えます。)

収録時間:56分

収録年月日:2007年



インタビューの主な内容


● 高校生のアルバイトから始まった起業家人生

● 卒業式直前で高校中退を決断した理由

● 現場から学ぶ撤退しない店舗作りとは?

● 仕入れの川上を押さえる発想の原点

● セリで覚えた仕入ノウハウと品質の見分け方

● 原価割れで仕入できるようになったのはなぜ?

● 産地から直接仕入れを行うノウハウ



● 2年で一人前の調理師を養成する「とらふぐ亭大学」

● 職人を雇わずに自社で職人を育てる差別化戦略

● 全ての物事の川上を突き詰める発想の重要性

● 業務の効率化を追求しない経営戦略

● 社員に「失敗をさせてあげる」必要性

● 起業家精神旺盛の人を歓迎する組織風土



出演者プロフィール


株式会社東京一番フーズ 代表取締役

坂本 大地氏 (さかもと だいち)



1967年、大阪府生まれ。株式会社東京一番フーズ代表取締役社長。高校生の時から大阪の鮮魚店で、魚の仕入れから販売までを経験し、 23歳で暖簾わけで独立。大阪で数店舗を運営後、東京に進出。「とらふぐ料理を切り口に、日本の食文化を変えていきたい」という想いから起業。 1996年、新宿歌舞伎町に「とらふぐ亭」新宿本店をオープン。1998年に有限会社東京一番フーズを設立。2000年に株式会社に変更。 中間業者を通さず、産地からダイレクトに仕入れを行うことにより、高級な国産とらふぐのフルコースをリーズナブルな価格で提供、業界に革命を起こす。 2006年に東証マザーズに上場を果たす。

株式会社東京一番フーズ ホームページ  http://www.tokyo-ichiban-foods.co.jp

とらふぐ亭 ホームページ  http://www.torafugu.co.jp






この教材へのお客様の声
地道に1つずつ目の前のことを解決していく必要性


このお話は衝撃的でした。普通、絶対に諦めるであろう障害を本当に時間をかけて1つずつ解決していく。

まさに、川上を押さえるためにはその作業が大切で、それを行った先には誰も手を出せない参入障壁が生まれる。

事業を行う上で、本当に大切なことを教えてもらった気がします。ありがとうございます。

A.Sさん 自営業 35才 男性 広島県


内容:CD1枚 (購入者特典:対談内容の書起しダウンロードが行えます。)

収録時間:56分

収録年月日:2007年